みなさん、おはようございます。2児のパパ、こだまんです。

子育て中のお父さん、お母さんに絶対に一度は読んでほしい本を見つけました。こちらです↓



アメリカインディアンの教え (扶桑社文庫)
加藤 諦三
ニッポン放送出版
1994-04-01





これは子育てについて書かれた本ですがタイトルにも書いている通り子育て中の方だけでなく、幼稚園や保育園の先生、学校の先生、そして部下を持つ上司の方にもぜひ読んでほしいおすすめの本です

「こういう育て方をしていたらこういう子になりますよ。」的なことが11章に渡って書いてあります。その目次部分だけみてもちょっとした気づきを得られます。

ということでまずは目次のご紹介から。

第一章:批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします

第二章:敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います

第三章:ひやかしを受けて育った子は はにかみ屋になります

第四章:ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります

第五章:心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります

第六章:はげましを受けて育った子は自信を持ちます

第七章:ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります

第八章:公明正大な中で育った子は正義心を持ちます

第九章:思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます

第十章:人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします

第十一章:仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます


どうですか?章のタイトルだけ読んでも「なるほど!」と思うところがあるでしょ?

ようは親や先生が子どもにどう接するかによって、子どもがどういう風に育つのかが決まるということですね。

第一章から順番に読んでもいいですし、自分が気になった章をランダムに読んでいってもいいと思います。

少しネタバレしながらぼくの思ったことを書いておきます。




第一章:批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします

失望した子供はどうなるのか
 一方、いつも「ダメだねー」と批判された子供はどうなるのでしょうか。まず、いきすぎた批判で、子供は自分に失望していきます。するとその子供は次に、他人を攻撃することで、自分への失望と戦おうとするのです。親と同じように、他人への非難で自分がダメな人間だという思いから目をそらそうとします。他人を非難している限り、自分が弱点のない人間であるような気になっていられるのです。自分に自信がないので人生に正面からぶつかっていけずに、他人のすることを見て「あんなもの、くだらない」と非難するのです。
 困ったことに、こういう情緒的に未成熟な人というのは、しばしば同類と結びついて一緒に他人を非難します。仲間がいるぶん気楽なので、この傾向は強まります。
これを見たとき、真っ先に考えたのがツイッターでインフルエンサーに片っ端から絡んでいってクソリプを飛ばしている人達でした。

「やっぱそういう人達って子どもの頃に批判ばかりされて失望していったのかな。」と思っちゃいました。


子供の成長を恐れていないか
親は心のどこかで、子供が自分を追いこすことを恐れています。たいていの親はこのことについて気づかずに表面は寛容にふるまっているのです。しかし、こんなことに気づかないほど、子供の心は鈍感ではありません。
過ちを厳しく指摘してそれを激しく批判しても、子供はまず良い方向には変わりません。しかし、批判ばかりしている親はそのことに気づくことなく、、子供を力づくで変えようとします。

これは子どもだけでなく部下にも言えることだと思います。「親」を「上司」、「子供」を「部下」と置き換えて読んでもしっくりきます。

部下にも最後は自分を超えていってもらわないと自分の仕事が捗りません。仕事はどんどん任せて要所要所でチェックをしてアドバイスするくらいでちょうどいい。

そうしたらいつの間にか、部下は育っているものです。部下だって上司から細かく指示されるよりも自分で考えて仕事をした方がストレスも減るってもんです。

いちいち上司の顔色をうかがいながら仕事していてもつまらないじゃないですか。どうせやらなきゃならないんだったら伸び伸びと働いてもらったほうがいいに決まっている。

だからぼくは、基本、仕事の概要だけ伝えて任せています。その方が楽できますよ(笑)


子供の話を聞く大切さ
ウェイトリーの詩

子供の話に耳を傾けよう。

きょう、少し
あなたの子どもが言おうとしていることに耳を傾けよう。

きょう、聞いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。
さもないと、いつか子どもはあなたの話を聞こうとしなくなる。

子どもの悩みや要求を聞いてあげよう。

どんなに些細な勝利の話も、どんなにささやかな行いもほめてあげよう。
おしゃべりを我慢して聞き、いっしょに大笑いしてあげよう。
子どもに何があったのか、何を求めているのかを見つけてあげよう。

そして言ってあげよう、愛していると。毎晩毎晩。
叱ったあとは必ず抱きしめてやり、
「大丈夫だ」と言ってやろう。

子どもの悪いい点ばかりをあげつらっていると、そうなってほしくないような人間になってしまう。
だが、同じ家族の一員なのが誇らしいと言ってやれば、
子どもは自分を成功者だと思って育つ。

きょう、少し
あなたの子どもが言おうとしていることに耳を傾けよう。

きょう、聞いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。
そうすれば、子どももあなたの話を聞きに戻ってくるだろう。

スマホを片手に空返事で子どもの話を聞き流していませんか。

「あぁー、耳が痛い!」

ってなった方は要注意ですw。子どもが話しかけてきたら、スマホをいじっている手を止めてちゃんと話を聞きましょう。

ぼくも今度からちゃんと意識してそうしますw。親子の会話、大事です。





第二章:敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います

 
ほんとうに安らぎを得るには
自分を実際以上に見せようとすることには、重荷を背負っているようなものです。ウルフは、金持ちになることで安心しようとする人のことを、「それは一トン半もの重い鎧を身をつけた恐竜が、あおの大昔に泥沼の中でいきるための戦いをしなければならなかったのと同じである」と言っています。自分を守るために身につけた鎧のあまりの重さに、うっかりはまりこんだ沼地からぬけ出せなくて、かえって命を落としてしまった恐竜。人間でいえばこの鎧にあたるものがお金であり、名誉であり、地位だとウルフは言っています。

ほんとうに心の安らぎを求めるのなら、実際の自分そのままに価値があることを見つけなければなりません。

『ありの~ ままの~ 姿見せるのよ~♪』ってどこからともなく聞こえてきませんでした?w

ぼくはハッキリと聞こえましたw

自分を実力以上に大きく見せようとするとひずみが生じるということですね。何も着飾らないありのままの自分なら演じることもないので疲れない。

等身大の自分を好きになってもらうのが一番だということだと思います。





他にもいろいろと「なるほど!」と思うことがたくさん書いてあります。

・負けを認めることで人の成功を素直に喜べるようになる。

・子どもをからかってはいけない。

・子どもが喜んでいることを親も素直に喜ぶ。

・子どもに恩着せがましくするのは百害あって一利なし。

・親が成功した子どもに嫉妬して潜在意識の中で子どものあらさがしをして非難すると子どもは成功することに罪悪感を覚えていく。

・子どもにストレスを与えない。


置かれている立場で刺さる言葉も違うと思いますし、読み進めていくうちにドキッとさせられる箇所も出てくると思います。

そういったところを自分の現在の子育ての仕方と照らし合わせて『いいと思ったところは取り入れる。』『ダメな部分は修正する。』という風にしていけばいいと思います。

1000円以下の投資で子育てのエッセンスが学べると思えば安いものです。すぐに元は取れます。

ぜひ一度読んでみてください。


アメリカインディアンの教え (扶桑社文庫)
加藤 諦三
ニッポン放送出版
1994-04-01