今の会社に勤めて約15年という月日が流れました。こだまんです。

その間、何人もの新入社員を見てきました。

中には昼休みに隠れて外で歌の練習をしていたものすごく個性的な人もいましたがw、今思うと100人いれば100通りの個性があるわけで、個性的な人がいるというよりかは個性的な人しかいないという結論に至りました

そんなぼくも15年前は個性的な新入社員のひとりだったわけですが、入ってすぐは仕事のことは何もわかりませんでした。会社のことも、他の社員のことも何もわかりません。

だから、とりあえず入社してすぐは与えられた目の前の仕事を一生懸命やるしかないです。

ただ、理不尽なことを命じられたり、やってみたけどどうも自分には合わないと思ったら『石の上にも3年』と言わずにさっさとやめたほうがいいです。

人生長いので若いうちはやり直しが何度でもききます。我慢して勤めていてもいいことは一つもありませんのでとっとやめましょう。

それがあなたにとっても会社にとってもいいことです。ブラック企業に無理して勤めて体を壊したり、心が病んでうつ病になったりしたら元も子もありません。

逆に会社の雰囲気や考え方や周りの人もいい人たちが多くて「長くこの会社で働きたいなぁ」と思ったら、煙たがられる存在よりも気に入られてかわいがってもらったほうが断然お得です。

だからといって迎合しろと言っているわけではないです。自分の意見をいうときは言ったほうがいい。

とはいっても最初は右も左もわかりませんので新入社員が気に入られるというか「おっ、こいつは違うな!」と思われるためにできることって限られています。

ぼくが思うにそれは次の3つです。

  • あいさつ
  • 返事
  • 掃除

「なんだそんな簡単なことか」と思いました?

そう思ったあなた、あまいです。

簡単で理解できることと、それを自分が実践できるかは別問題です。まったく関係ありません。

でも、人はなぜか簡単に理解できることは自分もやれると勘違いしています

「あいさつ」、「返事」、「掃除」って本当に基本中の基本、それこそ小学校でも教わりますが、ちゃんとできている人は意外に少ないです。

誰でもできる当たり前のことのようですが、やってみるとなかなか難しい。でも、他人のあいさつ、返事、掃除って見る方の判断は超簡単です。

あなたが「あいさつ」、「返事」、「掃除」のできる人かどうかは一瞬でわかります。だから、ごまかしがききません。できないとすぐにばれます。

だからこそ、大事なんです。すぐに第一印象につながります。

大事なことなのでひとつひとつ解説していきたいと思います。



あいさつ


小学生のころ「大きな声であいさつしましょう。」と教わりました。

会社でも小さい声であいさつするよりは大きな声であいさつした方が印象が断然違います。

ただ、大きな声も時と場合によります。いつでもどこでも大声であいさつすると「この人、声のボリューム壊れているのかな?w」と思われてしまいます。

例えば、会社の玄関を入ってすぐのあいさつと先輩や同僚とすれ違うときのあいさつの声の大きさは違いますよね。

だから、そこは感性で声のボリュームを調整して適切な大きさであいさつしてください。

ただ、絶対におすすめできないのは「蚊の鳴くような小さな声」モゴモゴとあいさつすること

これだけは絶対にやめてください

印象がめちゃめちゃ悪くなります。せっかくあいさつをしているのに逆効果です。『あいさつしたくないのにいやいややっているのかな?』と思われてしまいます。

やるならはっきりと明るい声で「おはようございます。」と言いましょう。

なんだか小学校みたいになってきましたが、あいさつは基本中の基本なのでしっかりと確実に。


あと、これを読んでいるかもしれない新入社員じゃない方へもひとこと。

あいさつには年齢、先輩後輩とか関係ありませんので、気づいた人からあいさつしましょう。たまにいるんですよ。自分からは絶対に年下や後輩にあいさつしない人が。

そういう人は意識して自分からするように心がけてください。そしたら「へ~、あの人、先輩なのに新入社員の私にもちゃんとあいさつしてくれるんだ、しかも自分から!(キラリ☆)」と絶対になります。



返事


名前を呼ばれたとき、仕事をたのまれたとき、仕事の説明を受けているときなどなど、「はい!」っと気持ちの良い返事をしていますか?

「はい?」って語尾を上げたりして相手に不快な思いをさせていませんか?

何かに集中していたり、機嫌が悪かったりして返事の仕方が悪いとこれまた悪印象を与えてしまいます。

返事をしないのは論外です

「〇〇さ~ん!」

『・・・・・』

名前を呼ばれた返事をしましょうね。

仕事をたのまれたときも「はい!」と気持ちのいい返事をする人とイヤイヤそうに返事をする人がいたとして、次に仕事を依頼するならどちらの人にしたいですか?

絶対気持ちのいい返事をする人ですよね。そんな人にはいい仕事が集まるようになります。次に何か面白いプロジェクトがあったときに声がかかりやすくなります絶対に!

返事だけきちんとして与えられた仕事をきちんとこなさない人は論外ですよ。

気持ちのいい返事 VS イヤイヤそうに返事

勝者!気持ちのいい返事!!


会社以外でも例えば病院とかでも、名前を呼ばれたときに「はい!」と返事をしてください。それだけで看護師さんの態度が変わることがあります。

やっぱり返事って相手に伝わるもんなんですよ。わかっちゃうんですよね。たったの2文字で!

ある程度年を重ねて感性が研ぎ澄まされた人だと「はい」2文字で、その人がどんな人生を歩んできたかもわかると思います。

返事、大事。



掃除


みなさんの会社は朝礼前に掃除をしていますか?大きな会社だと掃除は業者まかせのところもあるかもしれませんが、ぼくの勤めている会社は中小企業なので掃除は基本的に自分達で行います。

床の掃き掃除、拭き掃除とか、窓拭きとか、トイレ掃除、営業車の洗車などです。外の草取りなんかも自分達でできる範囲のことはやっています。

掃除もやる気があってやっているのかイヤイヤながらやっているのかすぐにばれますね。

ゴミもあまり落ちていないようなところを回りとぺちゃくちゃしゃべりながらホウキをただ動かしているだけの人とか

近所の方がそいういう人を見かけたときになんと思うか。少なくとも「いい会社だな」とは思いませんよね。

上司から見られたときもマイナス評価間違いなしです。掃除もきちんとできない人に重要な仕事をまかせてみようとは思わないです

そういう人には誰でもできる無難な仕事しかまわってきません

意識の違いです。掃除の時間なのでただボーっと掃除をするのか、自分で汚れているところ見つけて掃除をするのか。

掃除ひとつとってもどういう風に取り組むかで数年経つと同期入社の人と大きな差がうまれるわけですね。

そして仕事内容にも給料にも大きな差がうまれてくる。同じ時間を過ごすなら毎日充実している方がいいに決まっています。

ぼくはトイレ掃除が好きです。なんか心の掃除をしているみたいで。トイレ掃除をしていると心の垢を落としているような気分になります。

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掃除、大事。



まとめ


「あいさつ」、「返事」、「掃除」の重要性をおわかりいただけたでしょうか。新入社員に限らずベテラン社員も今一度見直したいですね。

ちゃんとできているか定期的に自己点検してみましょう。

仕事を急にできるようにはなりません。『ローマは一日にして成らず。』です。

まずは「あいさつ」「返事」「掃除」から。


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岩瀬 大輔
ダイヤモンド社
2011-05-20





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