ど~も~。こだまんです。
名前だけでも覚えて帰ってくださいね。
幻冬舎から出た村上ファンドで有名な村上世彰さんの『いま君に伝えたいお金の話』を読みました。
面白い内容でわかりやすくてサクッと読み終わりました。
ぼくが村上さんのことを知ったのはもう10年以上前ですが当時は正直いい印象は持っていませんでした。
村上ファンドというとお金の亡者くらいにしか思っていませんでした。
今思えば完全にメディアに印象操作されていたんだと思います。ぼくはまんまとそれにだまされていただけでした。すいません、村上さん……w
でも先日、アベマTVの「徹の部屋」に村上さんが出ていて「すてきで知的なおじさん」という感じがして一気に好きになりました。
で、さっそく本を買ってみたんですけど、すごく勉強になりました。
お金のことを学びたい人にはぜひ読んでみてほしい1冊です。これは子どもにも読ませたい内容が盛り沢山です。
学校では絶対に教えてくれないお金の話がわかりやすく説明されています。
ぼくが特に印象に残ったのは2つ。
何事も数字で考えるクセをつける。
村上さんは小さい頃からお父さんの教育によりお金の勉強をしていたそうです。
お父さんが口癖のように言っていたのが「お金はさみしがり屋」。
10歳のときには大学を卒業するまでのお小遣いをまとめてもらい、そのお金で投資をはじめたというつわもの。
すごいですね。10歳で株を買うって……。いったいいくらもらったんでしょう。すごく気になりますw
村上さんは貯金が好きで何かを買う目的ではなく、ただ単に通帳のお金が増えていくのがうれしくて子どもの頃から貯金が趣味だったようです。
そして大学を卒業してから経産省に入りますが40歳で村上ファンドを設立。またたく間に大金持ちになりました。
そんな村上さんが推奨しているのが「ものごとを数字で考える」ということ。野菜の値段や魚の値段になぜその価格がついているのか考えたり、株を購入するときは会社の経営状況をみるのはもちろんのこと従業員数等の細かい数字に関しても参考材料にするそうです。
家族でレストランに出かけたときは「支払額がいくらになるか」をみんなで考えて当てるゲームもしているようです。
その他にも「31」を言ったら負けのゲームとかトランプの7並べとか、頭を使って戦略的に数字のことを考えて相手との駆け引きも磨けるというゲームだったり。
なんかこういう家庭っていいですね。めちゃめちゃ数字に強くなりそうです。
期待値が高いものに投資する。
村上さんが株の投資のときにもっとも重視しているのが「期待値」という考え方です。
「期待値」とは儲かる確率のこと。基本は「1」です。
100円で買った株が100円のままの可能性が100%のときが「1」ということです。
100円で買った株が300円になる可能性が10%、逆に50円になる可能性が90%だとすると期待値は
(3倍×10%)+(0.5倍×90%)=0.75 になります。
※注意:%は少数にして計算する。(10%→0.1)
今度は100円で買った株が10倍になる可能性が10%、0.5倍になる可能性が90%だったら
(10倍×10%)+(0.5倍×90%)=1.45 になります。
こんな感じで説明してありました。↓
期待値が1を超えるなら迷わず投資するってことですね。ふむふむ、なるほどなるほど。
でもこんなのは常日頃から企業のことを数字で考えていないと、はじきだせる数字ではありません……。
だからこそ普段から数字で考えるクセをつけようということですね。
ぼくにも小学生の子どもがいるので、この本から学んだことをぼくなりに噛み砕いて教えていきたいと思います。
お金の教育って大事ですね。

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