
みなさん、おはようございます。こだまんです。
ぼくの勤める会社では朝礼で「3分間スピーチ」があります。
順番で全従業員にその出番がやってきます。
この「3分間スピーチ」が始まった当初、ぼくが自分の中で決めたルールが2つありました。
それは
- 原稿を見ない(読まない)で話すこと。
- 自分の体験や経験したことをネタにすると。
この2つです。
1つ目の「原稿を見ない(読まない)で話すこと」は、人前で話す練習と思ってそうしました。
なかには原稿しか見ないで坦々と読む人もいますが、聞き手の顔も見ずにずっと原稿を見つめているのもどうかと思い、自分に課したルールです。
そして2つ目の「自分の体験や経験したことをネタにすること」、これは単純にそっちの方が聞いていて面白いと思ったからです。
たまに「〇〇について調べてきました。」とググればすぐにわかるようなことをスピーチのネタにする人がいますが、それはなんかつまらないなぁと……。
ぼくはそんなスマホで調べればすぐにわかることよりも、その人の「体験や経験したことに対する意見」を聞きたいです。
この2つルールに則ってずっとやっていましたがミスったことが1つあります。
それは「原稿を見ない(読まない)で話すこと」というルールです。
これをやるためにスピーチで話すことを文字に書き起こして、それを丸暗記していました。
スピーチを丸暗記するためには練習が必要です。一言一句間違えずに完璧に覚えるために、最低10回は練習していました。
最初の頃は、原稿を作ってから前日の夜に数回練習、朝起きて数回練習、通勤中の車の中で数回練習とトータル20回くらいやっていたんじゃないでしょうか。
原稿を見ないでも言えるように全部を頭の中に叩きこんでいました。
でもこのやり方はおすすめできません。めちゃめちゃ緊張します。
「ちゃんと覚えているかな?」「間違えたり話が飛んでしまったりしないかな?」と思えば思うほど、ガンガン緊張してくるんです。
だからある時から丸暗記は卒業しました。
そもそも「間違えた」なんて話している本人にしかわかりません。その原稿は他の誰も知らないわけですから。
例えば「先日、スーパーへ行ったときに体験した話です。」というのと「この前、スーパーに行ったときにあったことです。」ではどっちも意味同じじゃないですか。
ところが丸暗記してしまうと「先日、スーパーへ行ったときに体験した話です。」と、書いた原稿と同じように言わなきゃと思ってしまって、どうでもいいことが心配になって緊張してくるんですよね。
でも、スピーチで大事なことって「相手に自分が言いたいことがちゃんと伝わること」なんで細かいことを気にしていてもしょうがない。
ということでぼくがたどり着いた「3分間スピーチで緊張しないための3つのポイント」を紹介します。
1.自分が普段使っている言葉で話す。
これめちゃめちゃ大事です。これが一番緊張しないコツです。
たまに、ぜったい普段会話で使わない「新聞の見出しに書いてあるような難しい単語」を使って話す人がいますが、あれはちょっといただけない。良い子はマネしちゃダメです。
そういう人に限って話が前後したり、同じことを何度も言ったりして何が言いたいのかよくわからないことがあるので達が悪い……。
難しい言葉を使って「頭がいいアピール」したいのか知りませんが、相手に伝わらないと意味がないので自分が普段使っている言葉で話すことを超絶おすすめします。
その方がぜったい緊張がやわらぎます。
2.原稿は箇条書きで要点をまとめておき、忘れたら見る。
ぼくは最初、全文書き起こしていましたが、もうそんなことはめんどくさくてやってられません。
時間も結構かかります。なので最近は自分が話す内容の要点だけを箇条書きにして、メモ帳にまとめるだけにしています。
箇条書きどころか単語だけしか書かないこともありますが、ポイントはその言葉を見て話の前後が頭の中でぱっと組み立てられればよいので、そこは話を思い出せる程度に書いてください。
例えばさっきの「先日、スーパーへ行ったときに体験した話です。」なら「スーパーの話」とだけ書いておくとかそんな感じです。
そしてスピーチの本番当日はメモを手に持っておくなりポケットに忍ばせるなりしておいて、忘れたら迷わず見る。
そうやって保険をかけておくと安心して本番にのぞめます。
3.人の評価を気にしない。
ちょっとくらい言い間違っても、途中で噛んでしまっても、そんなことまったく気にする必要はありません。
「こんな内容話してもいいのかな?」とか「気のきいたこと言わないといけないかな?」とか深く考えないことです。
そんなこといちいち気にしてもしょうがないです。だって聞いている人はまったくそんなこと気にしてないし、第一あなたのスピーチになんてほとんど興味がありません。
気にしているのはスピーチしている本人だけなんです。聞いている人は「あ、今噛んだな。」「あ、今ちょっと間違ったな。」と一瞬思うだけ。
スピーチの内容がイケてなかったとしても、終わった後はもうスピーチのことなんて誰も覚えていません。
だからその一瞬の出来事を引きずる必要はこれっぽっちもないんです。
安心してどんどん間違ったり、噛んだりしましょう。数をこなすうちに段々と話し方も上達していきます。
人からの評価なんていちいち気にしない。自分が伝えたいことを自分の言葉で伝える。それだけです。
まとめ
少しはスピーチへのハードルが下がったでしょうか?
緊張しないポイントは3つです。
- 自分が普段使っている言葉で話す。
- 原稿は箇条書きで要点をまとめておき、忘れたら見る。
- 人の評価を気にしない。
これらを意識して次のスピーチに挑んでみてください。
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