みなさん、おはようございます。こだまんです。
念願の『食洗機』を買って1ヶ月が経過。もう手放せません。
なんでもっと早く買わなかったんだと後悔しています。
「食器洗い」というワクワクしない退屈で面倒な時間から解放されたいなら、導入しない手はありません。
ということで、ぼくの熱い気持ちが冷めないうちにレビューしておきたいと思います。
導入までの一連の騒動。
夫婦共働きの我が家では、妻の家事負担を少しでも減らすため、子どもは「お風呂掃除」、ぼくは夕食後の「食器洗い」を担当しています。
この食器洗いがまぁ~めんどくさいし、やっててちっとも面白くない。
なのに平気でぼくの時間を20~30分うばいやがるんです。
そこで妻に「食洗機買おうよ」と提案したら猛反対されました。
妻の言い分は
「そんな高いものいらない、だったら私が手洗いするよ」
「洗える量が少ない、大きいものが洗えない」
「汚れはきれいに落ちるの?」
「洗う時間がかかる」
だいたいこんな感じでした。
それに対してぼくは
「時間が少しでも短縮されるなら絶対に買ったほうがいい。食洗機を買うんじゃなくて、時間を買うんだ」
「洗える量が仮に少なかったとしても、手洗いする量は確実に減るので時短になる。大きいものは手洗い&自然乾燥でいい」
「汚れは手洗いよりも確実に落ちる。だって手洗いじゃ使えない洗剤と温度で洗うから」
「食洗機が洗う時間が手洗いより長くてもそれは問題じゃない。食洗機が洗っている間、別のことに時間を使えるので関係ない」
と反論。
いつもはケンカしないお父さんとお母さんが声を荒げて言い合いしているので、子どもはびっくり。
その日は平行線のままバトル終了となりました。
今書きながら思い出しましたが、そもそもなんで言い合いになったかというと、ぼくが妻をだまして「食洗機を注文した」と言ったからでした。(うそついちゃダメっすね)
その前から「食洗機買おうよ」と言ってましたが、なかなか妻が返事をしないので「ちょっとドッキリしかけてみるか」と思ったらケンカになっちゃいましたw
よ~く考えたら火種はぼくでしたね(テヘペロ)
そして鎮火して数日後、購入を諦めかけていたら、
妻が「食洗機買ってみる?」と言ってきます。
「アンタ、あれだけ反対してたのにその変わりようはなんだ!?」(心の声)
どうやらネットでいろいろ調べたようで「買ってみてもいいかな」という気持ちになったようです。
ひと悶着の末、やっと我が家に『卓上食洗機』を導入しました。(パチパチパチパチッ!)
基本スペック
ぼくが購入したのはパナソニックの「食器洗い乾燥機 NP-TZ100-W」。
2019年2月現在の最新モデルです。アマゾンでポチりました。
卓上食洗機は、ほぼパナソニックの独占状態なので、他のメーカーを検討する余地はありません。
なので迷わずパナソニック製を選びましょう。
基本的なスペックは
大きさ:幅55cm×奥行34.4cm×高さ59.8cm
※ドアを開けたときの奥行は56.5cm(置き場所はこっちを考慮して!)
重さ:約20kg(女性ひとりで箱から出すのはきついかも。設置するまでの辛抱です)
消費電力:最大1165W(50Hz)/1185W(/60Hz) (一番電気を使うときの値なので運転モードで変わります)
運転時間(洗いから乾燥まで):60分~130分くらい(運転コースの設定で違います)
容量(食器点数):カタログには40点とありますが注意書きに「収納できる食器点数は標準食器の場合です(日本電機工業会自主基準による)」とあります。
正直この『標準食器』って何?という感じですが、40点(約5人分らしい)は、この食洗機に合う茶碗やお椀を使った場合と思ってください。
上の段に茶碗とお椀をセットする部分があるんですけど、こんな感じ↓
※パナソニックHPより
我が家はぼく、妻、小学生の子ども2人の4人家族ですが、うちで使っている食器類だとお椀に関しては深さがあるものを使っているので写真みたいに5つも並べられません。3~4人分ってとこです。
お椀は浅いものが「標準食器」ということなんでしょう。
設置の仕方
うちはアパート暮らしですが、設置は何の手間もいらずすんなりできました。
というのも、最初から食洗機用の蛇口がついていたからです。
これがついてない家やアパートでは『分岐水栓』というのが必要になります。食洗機へ水を送るためにに既存の蛇口に後付けできるキットです。
※パナソニックHPより
この分岐水栓をつけるだけで準備OKです。工具があれば自分で取付けることもできますが、自信がない方は町の水道屋さんにお願いしましょう。
設置場所は元々、食器乾燥機を置いていたシンク横のスペースにしました。
給水ホースや排水ホースの取付けは取扱説明書を見ながらサクッと簡単にできました。電源はタコ足配線せず、壁のコンセントから直接取りましょう。
食器乾燥機よりも幅が小さく縦長な感じですが、『白』を選んだので威圧感がなく、思ったほどの圧迫感もありませんでした。
設置直後はちょっと大きいかなと思っていましたが、3日で慣れました。今ではまったく気になりません。
人間の慣れってすごいですね。
ビフォー↓
アフター↓
白で縦長に見えるように設置できたので圧迫感もなく思ったよりスッキリしました。
乾燥機だと中の食器が丸見えだったのが、食洗機にして見えなくなったので、「生活感がでなくなったのがいいね」と妻は申しておりました。
デメリット
まずはみなさん気になるであろうデメリットからぶっちゃけていきます。
乾燥機に比べると量が入らない?
うちでは長年、「食器乾燥機」を使っていたので、どうしてもそれと比べてしまいますが「食洗機」は量が入らないです。
乾燥機は乾燥だけなので、洗い終わったものをどんどん入れていき、ある程度食器を重ねたり、隙間に無理やり詰め込んだりしてギュウギュウで使っていましたが、食洗機ではそれができません。
洗いがメインの食洗機は食器が重ならないようにしないと重なった部分の汚れが落ちないので、どうしても若干隙間をあけてセットする必要があります。
その分、乾燥機に比べると量が入らないかな~という感じです。
うちは4人家族ですが、4人分の食器は問題なくおさまっているので特別不満はありません。
そもそも目的が違う乾燥機と食洗機で比較するのはどうかと思いますが……。
入れ方に工夫が必要。
乾燥機はある程度乱雑に入れても使えますが、食洗機は洗浄水が食器にあたるようにセットしないと洗えないので、乾燥機に比べると入れ方に工夫が必要になります。
さっきも少し触れましたが、食器が重なってくっつくと、その部分に洗浄水があたらないので汚れが落ちません。
なので洗浄水が入り込める隙間がどうしても必要になります。
これは食器を置くカゴに『仕切り』があるので、それを利用して食器の間隔をあけてセットするだけで問題は解決します。
あと、プラスチックの「軽い食器あるある」なんですが、入れ方が悪いと水の勢いでひっくり返って水が溜まっていることがありました。(最近はもうないですけど)
茶碗やお椀の底みたいに水が溜まりやすい部分は、ひっくり返した状態だと底に水が溜まって乾燥しないので、横置きにして水が溜まらないようにセットしなきゃいけません。
まあ、慣れればどうってことありません。
弁当箱に水垢
我が家の水道水の水質の問題なのか、ぼくが普段使っている保温用弁当箱のプラスチック容器に白い点々がつきます。
なんなんでしょうかこれ?水垢?
拭けば取れますが、ぼくは気にならないのでそのまま使っています。
使っている洗剤が関係するのでしょうか。現時点ではよくわかりません。
今の洗剤(粉末タイプ)を使い切ったら別のもので試してみたいと思います。
メリット
さてさて、お待たせしました。次は食洗機のメリット。デメリットをはるかに超えるメリットがあるからこそ、ぼくは食洗機を買いました。
そうじゃないと買うわけないだろという話ですが……。
時間短縮
ぼくが食洗機を導入したかった一番の理由がこれ、『時間短縮』です。
毎日、仕事から帰ってきて夕食を済ませた後に食器を洗うのって、気分が乗らないし面倒だし面白くないので憂鬱でした。(主婦の方、毎日お疲れ様ですm(__)m)
食器を洗ってすすいで乾燥機にかけるまで、モノと量にもよりますが20~30分はかかりますからね……。
これが食洗機だと食器をセットするのに慣れれば5分もかかりません。
ものすごい時間の節約になります。
だから初期投資に多少お金がかかったとしても、すぐに元が取れるんですよ。
食洗機を買うんではなくて『時間を買う』という発想です。
ぼくが買ったのは約8万円でしたが1日に3回使うとして時給1,000円の人なら80日で元が取れます。
そしてず~っと時間を節約できる。仮に20分の手洗いが食洗機で5分に短縮されたとすると、1年で270時間(約11日)も節約できます。
これめちゃめちゃ大きいですよ。1日2回だとしても180時間(約8日)ですからね。アンビリーバボーやー。
今後ずっとこれが続くとなると、もう手洗いなんてやってられません。
時間の浪費でしかない。
ぼくはもう食洗機なしの生活は考えられませんね。
川で洗濯していたおばあさんが洗濯機を手に入れたくらいの衝撃です。
絶対洗濯板には戻らないでしょ。
手洗いよりも汚れが落ちる。
ぼくの妻が、食洗機を買う前に疑問に思っていたことの1つに「汚れはきれいに落ちるのか問題」がありました。
安心してください、奥さん。
その汚れ、落ちますよ。
食洗機は手洗いで使う「ジョイ」的な液体洗剤は使えません。食洗機を壊してしまうみたいです。
ちゃんと食洗機専用の洗剤(液体や粉末タイプ)が市販されています。
まず、この洗剤が強力です。
なんせパッケージの後ろには
「皮膚についたら洗い流してください」
と書いてあるほどの強力な洗剤です。
そして、洗浄水の温度が60~80℃の高温です。
手洗いじゃまずこの温度で洗うのは不可能です。
さらに高圧の水流がハンパない。
回転するノズルから噴射する水の勢いで汚れを落とします。
だからプラスチックのボールがひっくり返るわけです。
『高温+強力洗剤+高圧水流』の3つの力で、汚れは手洗いよりも確実に落ちます。
我が家では食べた後の食器は基本すべて、シンクに置いて上から水をかけて洗うまで放置してますが、マヨネーズがついた皿や油汚れがついたトレー、カレー皿、グラタン皿など一通り試しましたが、全部きれいに汚れが落ちていました。
ご飯粒が乾いてこびりついたような汚れや、グラタン皿のコゲついた汚れは落としてからと取説にも書いてありますので、そこまでの冒険はしていませんが、普通に食べた後の食器を水にちょっと浸けておいてすぐに洗う分には、何の問題もありません。
節水
食洗機は水の節約にも貢献します。
手洗いだとどうしても、すすぐときに水を出しっぱなしにして、やっちゃうじゃないですか。
そのとき、食器の泡を落とすために使う以外の意味のない垂れ流し状態の水と、1つの食器に対して必要以上の水を使ってすすいでしまうという「ムダな水」が必ず発生します。
まあこれは『人』がやることなんでしょうがないんですけど……。
でも食洗機だと、適切な水量で「洗い」や「すすぎ」をやってくれるので水のムダ遣いを極力抑えてくれます。
これも機械だからこそなせる技です。だから確実に節水できるんです。
メーカーによると手洗いの約1/6の水で洗えるそうです。詳しくはこちらをご覧ください。
手荒れしない。
あたり前ですが手洗いしないので手荒れしません。基本的に冬場は水だと冷たいのでお湯で洗いますが、それだと手荒れが加速します。
うちの妻も冬になるとよくアカギレしています。
妻の友人はもっとひどくて、年中手荒れしているそうです。
そこは旦那さんが食器洗いをやってくれているそうですが、そんなご家庭にもぜひおすすめしたいですね。
妻の負担が減る。
朝のバタバタした時間に食器洗いをしなくてよくなったので、時間に余裕ができたと妻は喜んでいます。
洗剤を入れて食器をセットして「ピッ!」とすれば、あとはおまかせ。
あれだけ最初は反対していた妻も、今ではヘビーユーザーになっています。(あ~買ってよかった!)
人間は楽をしたい生き物です。一度、食洗機で楽を覚えたら手洗いには戻れませんよ。
めんどくさくてやってられません。
そこのお父さん、奥さんへのプレゼントにおひとついかがですか。
まとめ
なんだかんだ書きましたが、食洗機を購入して一番よかったのは、なんといっても人生で使える時間が増えたことです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、ほんとこれに尽きます。
ぼくは8万円出してテレビを買うくらいなら、絶対に食洗機を買いますね。
テレビは何も生みだしてくれないので浪費でしかありませんが、食洗機は時間を生みだしてくれるので投資です。
食器を洗ってくれる家政婦さんを初期投資8万円でずっと雇えるようなもんじゃないですか。
独身の方も家で料理をするなら絶対買った方がいいですね。
家事を少しでも減らすために。
小さいタイプだとこういうのもありますが↓
プチ食洗機といってもサイズはぼくが買ったものより幅8cm、奥行き4cm、高さ14cm小さいだけです。
それなら大きい方を買って、食器と調理器具をいっしょに洗った方が1回で済むのでいいと思います。
ポイントは『買える時間は迷わず買う』です。
自分の時間を増やしたい方には超絶おすすめです。
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