AEDA9237

みなさん、おはようございます。こだまんです。

3月20日(2019年)、宇土市民会館(熊本)で開催された植松努さんの講演会に行ってきました。

植松さんのことは「空想教室」という本やTEDで知っていたので、ぜひともリアルで講演を聴いてみたいと思い、参加しました。





講演はめちゃめちゃよかったです。行って大正解でした。

やっぱり本よりも動画よりも、本人にリアルの場で会って話を聴く方が、植松さん独特の空気感(植松ワールド)に引き込まれて話もバンバン心に響きます。

今回は、そんな講演会で心に突き刺さった内容を、お伝えしたいと思います。



これからは考える人が必要


NGCU3605

右肩上がりだった日本の人口も、平成をピークにこれからは、いまだかつて誰も経験したことのない右肩下がりの時代に突入します。

人口が減るということは仕事が減るということ。

技術が発展してAI搭載ロボットなどに仕事が代替されていけば、さらに人間がする仕事はなくなっていきます。

そんな時代をこれから生きる私たちにとって、できることはだだ一つ。

それは「考える」ことです。

これからは「考える人」しか生き残れない時代になります。

ただ言われたことだけをやるならロボットが得意です。

人はAIやロボットができないことをやらないといけない。

それが「考える」ことです。

人が困っていることをどうやったら解決できるか考えて、それが必要とされれば仕事になります。



本当のアドバイスは情報を増やすこと


MMRS5714

「あなたの好きにしていいんだよ」は、アドバイスにならない。

英語で「アド」とは「加える」を意味します。

本当のアドバイスというのは、情報を増やしてあげること

誰かが悩んでいるときに、それを解決するような情報を与えてあげることがアドバイスです。

「こういう本があったよ」とか、「そのことならあの人の動画が詳しいよ」とか、何か小さなことでもいいから、前進するためのヒントを与えてあげることがアドバイス。

間違っても、「否定」や「できない理由」を言ってはいけません。

それをやったことがない人に限って「できない理由」を言います。

「そんなことあなたには無理だよ」と否定をしてきます。

そういう人には意見を求めずに、話を聴くなら絶対にやったことのある人です。

子どもの夢を叶えるために、早く「一流の人に会わせてあげる」ことも、重要だとおっしゃっていました。



お金は知恵と経験に使いなさい


MZSZ6458

樺太育ちの植松さんの御祖母様は、お金が紙くずになる経験をされました。

お金は値打ちが変わってしまうから貯めていても役に立たない。

だからお金は「知恵」と「経験」に使いなさいと教わりました。

要は「自己投資」しなさいということですね。

本を買ったり、植松さんのような講演を聴きにいったり、体験にお金を使ったり。

今の自分を一段上に上げるためにお金を使う。

得た「知識」や「経験」は人に奪われることはないから、人生の糧となって、いつでも使うことができます。



失敗をせめてはいけない


HZJO4076

子どもが失敗したときに、怒ってはいけません。

自分ができることと、相手ができることは違います。それが、特に初めてのことなら、なおさら失敗する確率は高いです。

それを頭ごなしに叱りつけることは、可能性を奪うことになります。

失敗を恐れて行動しない子どもを作ることになります。

失敗をさけていると、なにもできなくなり、成長できなくなり、考えられなくなる。

子どもが失敗したときは、次はどうやったら上手くできるのか、「だったらこうしてみたら?」とアドバイスをすることが重要です。

そうやって、子どものを可能性を広げてあげることが、親の役目です。



できない理由じゃなくてどうやったらできるかを考える


FAQD1594

自分の夢を語ると「そんなの無理に決まってる」「難しいからできるわけがない」「やめといたほうがいいよ」と、できない理由を次から次に言ってくる大人がいます。

植松さんは小学校の頃に「将来の夢」というタイトルで作文を書かされた時に、自分が本当にやりたかった夢を書いたら、「そんな夢みたいなこと書かないで、もっと現実的な夢を書きなさい。」と怒られたそうです。

やったことがない人に限って、できない理由を言います。自分の価値観でものごとを判断して無理だと決めつけます。

そして出る杭を打とうとする。足を引っ張る。

そこで、視点を変えて否定するんじゃなくて、どうやったら実現できるのかを考える。

「だったらこうしてみたら?」です。

みんなが「だったらこうしてみたら?」と考えだしたら、すごい世の中になります。

子どもたちも、夢を語りやすくなります。実現しやすくなります。

講演のあと、ぼくも意識的に「だったらこうしてみたら?」を使うように心に決めました。

否定はしません。どうやったらできるかを考えます。



まとめ


ほんとにすばらしい講演会でした。これが1,000円なんて信じられません。

安すぎでしょ。もっと高くていいと思います。

こんな良心的な値段に抑えてくれた運営の方に感謝です。

自分が気に入った著者や興味のある人の講演会は、どうにかして時間を作って足を運ぶべきだと思いました。

リアルで聴く話は説得力が全然違います。その人独特の空気感が伝わるのはリアルだけです。

こういった自己投資はこれからもやっていきたいですね。

今度は熊本県立劇場で「輝け!にっぽん 新しい時代の幕開けじゃ~」中村文昭さん、大嶋啓介さん、藤原和博さんの講演&トークショーがあります。

輝けにっぽん新しい時代の幕開けじゃ~

これまた面白そうな企画です。

子どもの運動会とかぶりそうで微妙ですが、なにもなければ行ってみたいと思います。