
みなさん、おはようございます。こだまんです。
3月20日(2019年)、宇土市民会館(熊本)で開催された植松努さんの講演会に行ってきました。
植松さんのことは「空想教室」という本やTEDで知っていたので、ぜひともリアルで講演を聴いてみたいと思い、参加しました。
講演はめちゃめちゃよかったです。行って大正解でした。
やっぱり本よりも動画よりも、本人にリアルの場で会って話を聴く方が、植松さん独特の空気感(植松ワールド)に引き込まれて話もバンバン心に響きます。
今回は、そんな講演会で心に突き刺さった内容を、お伝えしたいと思います。
これからは考える人が必要

人口が減るということは仕事が減るということ。
技術が発展してAI搭載ロボットなどに仕事が代替されていけば、さらに人間がする仕事はなくなっていきます。
そんな時代をこれから生きる私たちにとって、できることはだだ一つ。
それは「考える」ことです。
これからは「考える人」しか生き残れない時代になります。
ただ言われたことだけをやるならロボットが得意です。
人はAIやロボットができないことをやらないといけない。
それが「考える」ことです。
人が困っていることをどうやったら解決できるか考えて、それが必要とされれば仕事になります。
本当のアドバイスは情報を増やすこと

「あなたの好きにしていいんだよ」は、アドバイスにならない。
英語で「アド」とは「加える」を意味します。
本当のアドバイスというのは、情報を増やしてあげること。
誰かが悩んでいるときに、それを解決するような情報を与えてあげることがアドバイスです。
「こういう本があったよ」とか、「そのことならあの人の動画が詳しいよ」とか、何か小さなことでもいいから、前進するためのヒントを与えてあげることがアドバイス。
間違っても、「否定」や「できない理由」を言ってはいけません。
それをやったことがない人に限って「できない理由」を言います。
「そんなことあなたには無理だよ」と否定をしてきます。
そういう人には意見を求めずに、話を聴くなら絶対にやったことのある人です。
子どもの夢を叶えるために、早く「一流の人に会わせてあげる」ことも、重要だとおっしゃっていました。
お金は知恵と経験に使いなさい

樺太育ちの植松さんの御祖母様は、お金が紙くずになる経験をされました。
お金は値打ちが変わってしまうから貯めていても役に立たない。
だからお金は「知恵」と「経験」に使いなさいと教わりました。
要は「自己投資」しなさいということですね。
本を買ったり、植松さんのような講演を聴きにいったり、体験にお金を使ったり。
今の自分を一段上に上げるためにお金を使う。
得た「知識」や「経験」は人に奪われることはないから、人生の糧となって、いつでも使うことができます。
失敗をせめてはいけない

子どもが失敗したときに、怒ってはいけません。
自分ができることと、相手ができることは違います。それが、特に初めてのことなら、なおさら失敗する確率は高いです。
それを頭ごなしに叱りつけることは、可能性を奪うことになります。
失敗を恐れて行動しない子どもを作ることになります。
失敗をさけていると、なにもできなくなり、成長できなくなり、考えられなくなる。
子どもが失敗したときは、次はどうやったら上手くできるのか、「だったらこうしてみたら?」とアドバイスをすることが重要です。
そうやって、子どものを可能性を広げてあげることが、親の役目です。
できない理由じゃなくてどうやったらできるかを考える

自分の夢を語ると「そんなの無理に決まってる」「難しいからできるわけがない」「やめといたほうがいいよ」と、できない理由を次から次に言ってくる大人がいます。
植松さんは小学校の頃に「将来の夢」というタイトルで作文を書かされた時に、自分が本当にやりたかった夢を書いたら、「そんな夢みたいなこと書かないで、もっと現実的な夢を書きなさい。」と怒られたそうです。
やったことがない人に限って、できない理由を言います。自分の価値観でものごとを判断して無理だと決めつけます。
そして出る杭を打とうとする。足を引っ張る。
そこで、視点を変えて否定するんじゃなくて、どうやったら実現できるのかを考える。
「だったらこうしてみたら?」です。
みんなが「だったらこうしてみたら?」と考えだしたら、すごい世の中になります。
子どもたちも、夢を語りやすくなります。実現しやすくなります。
講演のあと、ぼくも意識的に「だったらこうしてみたら?」を使うように心に決めました。
否定はしません。どうやったらできるかを考えます。
まとめ
ほんとにすばらしい講演会でした。これが1,000円なんて信じられません。
安すぎでしょ。もっと高くていいと思います。
こんな良心的な値段に抑えてくれた運営の方に感謝です。
自分が気に入った著者や興味のある人の講演会は、どうにかして時間を作って足を運ぶべきだと思いました。
リアルで聴く話は説得力が全然違います。その人独特の空気感が伝わるのはリアルだけです。
こういった自己投資はこれからもやっていきたいですね。
今度は熊本県立劇場で「輝け!にっぽん 新しい時代の幕開けじゃ~」中村文昭さん、大嶋啓介さん、藤原和博さんの講演&トークショーがあります。

これまた面白そうな企画です。
子どもの運動会とかぶりそうで微妙ですが、なにもなければ行ってみたいと思います。
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