
みなさん、おはようございます。
電気系エンジニアのこだまんです。
一家にひとつは必ずあると思います「ヘアドライヤー」。
その「ドライヤー」ですが、たま~に実家に行くと、よく買い替えてあるのが目につきます。
「あれっ?またドライヤー変わってる?」みたいな。
壊れて買い替えているんですね。
我が家にも数年使っていたドライヤーがありました。
一度は修理して使っていたんですけど、とうとう壊れて買い替えました。
そのとき思いました。
ドライヤーって『温かい空気を勢いよく出す』という本来の目的を果たす機能は壊れずに、別なことが原因でみんな買い替えているんじゃないかと……。
今回は、そのドライヤーを長持ちさせる方法をエンジニアの視点から紹介します。
コードをクルクル巻きしない。

恐らくほとんどの方が、ドライヤーを使い終わったあと、この方法で片づけていると思います。
首を折り曲げてクルクルっとコードを本体に巻きつける方法。
これやりやすいんで、ついついやってしまいますね。
でもこの「クルクル巻き」はおすすめできません。
コードがだんだんねじれてきて型がつくのと、コードの付け根部分に負担がかかって断線しやすくなります。
うちの以前使っていたドライヤーは、コードの付け根部分が痛んできて、たまたまぼくがお風呂上がりに使っていたらコードの付け根からバチッと火花が出てびっくりました。
なので中を開けて、断線しかけていた線を切ってハンダ付けしなおして使っていました。(よい子のみんなはマネしないでください)
コードをクルクル巻きにしたり、細かく束ねたりすると、痛む確率がアップするのでやめた方がいいです。
よく考えたら、うちは4人中、3人がドライヤーを使うので1年で約1100回も「クルクル巻き」していたことになります。
使う人が増えればもっと回数が増えます。
クルクル巻きの耐久試験をやってるようなもんです。
長持ちさせたかったら「クルクル巻き」はやめましょう。
折りたたまない。

クルクル巻きをするためには持ち手の部分を折りたたまないといけません。
この折りたたむ→開く、折りたたむ→開く、の屈伸運動を何回も繰り返しているうちに、首がすわらなくなって開いてもその状態をキープできずにお辞儀してしまいます。
「壊れたら 頭を垂れる ドライヤーかな」(字余り)
こうなってしまったら、どうしようもありません。
テープでぐるぐる巻きするなどして固定しないと、使い物になりません。
修理した我が家のドライヤーも首が折れたので、アロンアルファーで固定して折りたためなくして使っていましたが、最後は変な臭いがしてきたので買い替えました。
「折りたたむ→開く」の動作も、コードのクルクル巻きと同じ回数やっていたことになるので、こちらも1年に1100回の耐久試験をしていたことになりますね。
だから今は折りたたまずに使っています。
上記のことを踏まえて、現在の我が家のドライヤーの仕舞い方はこういう感じです↓

これだとコードにも首の稼働部分にも負担がないので、余裕で10年は持つと思います。
空気の吸込口のホコリを掃除する。

この吸込口にホコリがたまってくると、風の勢いが弱くなります。写真は既にホコリが付いている状態です。
このホコリは定期的にブラシ付の掃除機で清掃することをおすすめします。
その方がドライヤーに負担がかかりません。
まとめ
ぼくは今まで一度も、「ドライヤーの風が温まらなくなった」とか「風が出なくなった」なんて症状は経験したことがありません。ドライヤーってもうとっくに完成された技術なので、各社性能はほとんど同じです。
それをちょっとでも差別化しようと「マイナスイオン」が出ますとか謳った商品が出たりしていますが、すぐに各社がマネをして、またどこも同じような製品になっていきます。
付加価値をつけて自分のところの商品をよく見せたいという気持ちはわかりますが、その前に改善すべき点は、「クルクル巻き」をしても断線しないコードや「首の折れ曲がり」の耐久性向上だったりするのかもしれません。
逆にそこを強調した商品を売り出したら買う人いるんじゃないかな。みんな大抵、それで買い替えていると思いますので。
でもそうすると買い替え需要がなくなるので、メーカー的にはある程度使ったら壊れた方がいいんでしょうね。
待っててもしょうがないので、ドライヤーを長く使いたい方は今すぐ「クルクル巻き」と「折りたたみ収納」をやめてドライヤー本来の姿で仕舞ってみてください。
コメント
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ですよね!ありがとうございます(^^)