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みなさん、おはようございます。

毎日欠かさず西野さんのブログをチェックしているこだまんです。

本当に毎日、アメブロに記事を投稿しているので、西野さんには頭が下がります。

しかも内容がおもしろい。いつも新しいことに挑戦している人の書く文章は単純におもしろいんです。

気づいたら「今日は何を投稿しているんだろう?」というワクワク感で、ブログをチェックしにいっている自分がいます。

そんな西野さんのアメブロが気になる方はこちら↓

西野さんのアメブロをチェックする。

アメブロは有料ですが、アメブロ以外にも毎日、自分のオンラインサロン(西野亮廣エンタメ研究所)へも記事を投稿されていて、こっちはもっと踏み込んだ内容の濃い記事が投稿されています。

たまにサービスでアメブロの方にもエンタメ研究所に投稿された非公開記事を公開してくださっています。

非公開記事をチェックする。

毎日毎日、エンタメ研究所とアメブロに記事を投稿している西野さん。

よくそんなに書くネタがあるなと思いますが、行動量がハンパないので次から次へとネタは湧いてくるんでしょう。

羨ましい限りです。



さて、前置きが長くなりましたが、ここからは『新・魔法のコンパス』について。




こちらは3年前に書かれた『魔法のコンパス』を文庫化するにあたり、西野さんが全文を書き直した一冊となっています。



普通は文庫本にするときって、内容はそのままで本がちっちゃくなるだけのイメージですが、西野さんは違います。

3年前に書いた内容が古くなっている部分もあるからと、全部一から書き直しています。

圧倒的努力で現在の地位を築き上げたお方だけあって、ここでも惜しみなく努力を発揮されています。

脱帽脱帽。東京に足を向けて寝れません。

内容は西野さんお得意の『お金』『広告』『ファン』について。

中学生以上なら理解できる内容だと思います。



第1章『お金』

お金とは他者に提供した『労働』の対価ではなくて、他者に提供した『価値』の対価。

サラリーマンだと給料(お金)を働いた分だけもらえるので『労働』の対価だと思ってしまいがちですが、「お金=他者に提供した『価値』」というのが押さえておかなければならないルールです。

ことあるごとに西野さんは「ホームレス小谷さん」の話を取り上げられます。

自分の1日をたったの50円で提供し続けた小谷さんが、結婚式の資金をクラウドファンディングで集めた話です。

小谷さんがほぼ無償で提供し続けた『価値』が数百万円のお金に変わった瞬間でした。


そして、収入を今よりも劇的に上げる方法として、「自分の希少価値を上げる方法」が紹介されています。

これは藤原和博さんからの受け売りだそうですが、3つの異なる分野を掛け合わせることで自分を100万人に1人の人材にしてしまおうというものです。

1つの分野に1万時間(毎日9時間で約3年間)を費やせば100人に1人の人材になる。そしたら、次の分野にまた1万時間を投資して、その分野でも100人に1人の人材になる。

100分の1が2つ掛け合わされば1万分の1なる。3つ掛け合わされば100×100×100で100万分の1、つまり100万人に1人の人材になって、希少価値がグッと高まるということです。

西野さんで言えば、『芸人』『絵本作家』『オンラインサロンオーナー』の3つを掛け合わせて100万人に1人の人材になったということになります。

この3つの分野が異質のものであればあるほど、それが作り出す三角形の面積(西野さんはこれをクレジット(信用)と呼んでいる)が大きくなるので、仕事の幅が広がります。

あと、おもしろかったのが「メインの収入源をどこにおくか」という考え方。

西野さんの場合は収入源が会員数2万5000人のオンラインサロンにあるので、絵本やビジネス書の売り上げは全額『広告』に回しているとのこと。

電車の一車両を広告でジャックしたり、新聞の1面に広告を出したり、駅構内に看板を出したりしています。

それで本が売れて、最終的に西野さんのオンラインサロンへ人が流れてくるようにデザインしているそうです。



第2章『広告』

何かものを売ろうと思ったらぜったいに切り離して考えられないのが『広告』です。

どれだけいいものを作っても、人に認知されないことには、それはこの世に存在していないのと同じことになります。

この『広告』を仕掛けるのが超絶上手いのが西野さんです。

JR新宿駅構内の看板枠を『個人』で買っていたりします。革命のファンファーレのときだそうです。



これはぼくが「お笑い芸人キングコングの西野亮廣」の違う一面を知ることになった1冊です。この本を読んで西野さんのことが一気に好きになりました。

この本の看板広告を出版社からはお金をもらわず『個人』で買ったというから驚きです。

一体いくらするんでしょうか。相場が全然わかりませんが、1日にすごい数の人が通る場所なので相当高いことは確かです。

ほかにも絵本『えんとつ町のプペル』の広告を新聞の一面に掲載したり(これも個人で)、ビジネス書『新世界』の新聞広告(これも一面)で「はじめに」を全文掲載したりと、おもしろい『広告』を仕掛けています。

えんとつ町のプペル
にしの あきひろ
幻冬舎
2016-10-21



新世界
西野 亮廣
KADOKAWA
2018-11-16



「えんとつ町のプペル」に関しては全部「無料公開」されていますし、もうなんかやることがぶっとんでいます。

こうした『広告』が話題を呼んでニュースやSNSや情報番組で取り上げあられることで、西野さんの活動に対する認知度が上がり、本が売れ、西野さんの考えや生き方に共感した人がオンラインサロンに入るという導線を考えて『広告』をうっているというから、すごいです。

本は一人一冊買えば終わりですが、オンラインサロンであれば月額課金なので、毎月の収入が見込める。

長期的にみると本を買ってもらうよりもオンラインサロンに入ってもらった方が断然いいので、本で得た収入(印税)は全部『広告』に回すということらしいです。

そしてオンラインサロンメンバーを巻き込んで、いろんな製作活動やイベントを実施していく。参加した人はクリエイターでもあり、お客さんにもなるので、そのメンバーからさらに情報が拡散されていくという構図です。



第3章『ファン』

いつも順風満帆だとお客さんが離れていくので、定期的にあえて自分を追い込んでピンチになることでリピーターを増やすというのも、感情の起伏が生まれてファンを熱狂させることができるというのが、西野さんの考えです。

本の中ではワンピースのルフィーを例に説明してありました。ずっと余裕で勝ち続けるルフィーは見ていてもおもしろくない。

ときには死にそうなくらい負けモードになって、そこから這い上がるから熱狂が生まれファンが増える。

確かにそうですね。ぼくも、ピンチのときはなぜだかワクワクします。


これからは『人検索』の時代になるとは西野さんが以前おっしゃっていた言葉で、サービスやモノのクオリティーが横並びになってきたので、『誰がそれをやっているのか』という人の部分にスポットライトがあたるという話です。

同じサービスを受けるなら、物理的な距離よりも心の距離が近い人の方へ行っちゃうよねっていうことです。

どうせ行くなら「あの人」がいるお店に行こうと。

西野さんのオンラインサロンでは、人検索のマップができ上がっていて、オンラインサロンメンバーがやっているお店が地図上に可視化されるようになっています。

西野さんもこのマップを使って、サロンメンバーのお店で髪を切ったり、交流会(吞み会)をひらいたりされています。

こういったサービスもサロンメンバーに発注して作り上げているそうなので、もうオンラインサロンメンバーの中で経済圏ができ上がっています。



まとめ


キングコング西野さんの『新・魔法のコンパス』。

『お金』『広告』『ファン』についてサクッと学びたい人にはおすすめです。

1日30分読んで3日くらいで読めます。

隙間時間にどうぞ。



キンドルでも少し無料公開されています。気になる方はまずこちらからチェック↓