みなさん、おはようございます。

黒鯛釣師のこだまんです。

先日、ブログの読者さんより「何としてでもチヌを釣りたいので基本仕掛けを教えてほしい!」とのコメントをいただきハッとしました。

そういえば、今まで全層釣法(全遊動)でのチヌ(クロダイ)釣りに関する記事をいろいろと書いてきましたが、「基本仕掛け」については記事の中で少し触れる程度でガッツリは書いていませんでした。

チヌ釣りについて語っているのに、基本仕掛けもまともに書いてないとはどういうことやねんって話です。

すいません。読者さんに気づかされました。質問してくださった方、ありがとうございました。

ということで今からご紹介します。



初心者へおすすめの基本仕掛け


これから全層釣法でのチヌ釣りを始めようと思っている方、見よう見まねで始めてみたはいいものの、まだ結果(釣果)が出せていない方におすすめの「基本仕掛け」はこちらです↓

N基本仕掛け


チヌ竿


まずはチヌ竿です。竿は磯竿でもダメなことはないですが、チヌを釣るならやはり専用のチヌ竿がおすすめです。

チヌ竿は磯竿に比べると細身で軽く、長時間持っていても疲れません。穂先もやわらかいので、道糸を張ってアタリを取るときにチヌに違和感を与えにくいです。

そしてチヌを掛けた後のやり取りも、竿が全体的に曲がり弾力があるので、チヌを怒らせずにゆっくりゆっくり、あの独特の首を振る引きを味わいながらやり取りできます。

お金に糸目をつけない方は、場所に応じて0号や06号、1.2号など数本持っておき使いわければいいですが、そんなに何本も買えないよという方へは06号をおすすめします。


関連記事全層釣法でチヌを釣るときの竿の選び方。号数で迷ったら「06」をおすすめするよ。


ぼくはシマノ製品を愛用しているので「鱗海スペシャルRB」の06号を使っていますが、今は廃番になってニューモデルが出ています。ぼくが次に買うならぜったいにこれですね↓





黒がシブくてめちゃめちゃカッコイイです。

少し安いモデルだとマスターチューンになりますね。




まあ竿は一度購入したら、ちゃんとお手入れすれば10年は余裕で使えますから、安いのを買ってあとで後悔するよりも、自分が気に入ったものを買って長く使うことをおすすめします。



リール


ぼくが使っているのは2500番のブレーキ付のものです。リールももちろんシマノ製品。

今使っているのはチヌ釣りを本格的に始めようと思ったときに、入門用として勢いでなにも考えずに買ってしまったラリッサですが、もう少しいいものを買っておけばよかったとプチ後悔しています……。

これのひとつ前のモデルです↓





次に買い替えるときはワンランク上のデスピナを買おうと思っています↓



DXGとDHGの2種類がありますが、ぼくはハンドル1回転あたりの巻き上げ長さが長いDXGがいいと思います。

DXGは98cm、DHGだと90cmでその差は8cmですが、約1mに近いDXGの方が仕掛けを回収するときに、ハンドルを何回転したかによって仕掛けが入っていた深さが計算しやすいのでいいかなと思っています。

10回転したら10mという感じでザックリ計算しやすいですからね。DHGだと10回転で9mです。

16回転とか中途半端な回数だと「90cm×16回転」になって計算しにくいじゃないですか。

DXGならリールのハンドル回転数がそのまま”m(メートル)”換算になるので、頭を使う必要がありません。



道糸


道糸は2号あれば十分です。初心者の方は不安もあると思うので2号で始めて、なれてきたら1.7号とか1.5号に細くしてみてもいいでしょう。

道糸が細いメリットは軽い力で仕掛けを投げても飛距離が出るのと、海中での水の抵抗を受けにくいことです。

ぼくは今でも基本2号を使っています。場所によってはアベレージサイズが大きいチヌが釣れたり、化け物クラスがヒットしたりするので、念のため保険をかけて「2号」です。

色は、最近のぼくのおすすめは白です。白ってかなり見えやすいんですよ。使ってみればわかります。

全層釣法は基本的にラインでアタリを取るので、ラインが見にくいと話になりません。

初めて使ったホワイト系はこちら↓







白はホントよく見えます。

次に巻きなおすときはこっちのシマノ製品を使ってみようと思います↓



シマラーですからね~w


今までずっと使っていたイエロー系はこちら↓



これの2号をよく使っていましたが、もう廃番になったのかな?

イエローも見やすいです。


レッド系ならこれがおすすめ↓



レッド系といってもオレンジですが、レッド系を買うときはモノによって見えにくいのがあるから注意が必要です。

上のものはぼくが使ってみたので間違いないです。これも見やすくイエローよりもよく見えました。

そして全層釣法で使う道糸(ライン)で気をつけないといけないのが、なんといっても浮力です。

絶対サスペンドを購入してください。

間違っても「フロート」を購入しないように!

フロートラインは水面に浮くので、風が少しでも吹くとすぐにラインを取られてしまいます。

風に流されやすいです。全層釣法はラインが命なので、そこんとこよろしくです。


関連記事【全層チヌ】道糸の選び方で重要な3つのポイントとおすすめのラインを紹介するよ。



ウキ


ぼくが初心者の方へおすすめしているのは「0(ゼロ)」のウキです。

理由は、最初のうちはウキが浮いているのがはっきりと見えた方が、何かとやりやすいからです。

マキエを撒く目印になったり、どこまで仕掛けが流れたかの目安になったり、ウキでアタリを取れたりと、目で見て確認ができるからです。

でも、「0」は風の影響を受けやすいという欠点があるので、全層釣法になれてきたら「0シブ」や「00」を使うことをおすすめします

少しガン玉を打ってやったり、仕掛けがなじんでラインに張りが出てきたら、水面下を漂うようになるので風の影響をグッと抑えられます。

ぜひなれてきたら挑戦してみてください。


関連記事全層釣法でのウキの選び方。初心者は「0(ゼロ)」を選んだ方がいい3つの理由。


ぼくがメインで使っているのはkizakura(キザクラ)のウキです。

どうしてもウキがどうやって作られているかが気になって、キザクラの工場見学に行ってきたときの記事がこちらです↓


関連記事【感動】ウキの『キザクラ』の工場見学に行ってわかった7つのこと。



ウキは好みもあると思いますが、ぼくはボテッとしたタイプが好きなので、使っているのはこんなのです↓













ウキのサイズは「L」とか「LL」とかありますが、初心者の方は堤防からの釣りが多いと思いますので、「L」で十分です。

遠投するときは「LL」の方が8割の力で投げてもよく飛ぶのでおすすめです。

足元や竿2~3本先を狙うときは「L」で十分ですが、別に「LL」だからダメというわけではありません。

大きいのが好きなら「LL」でも問題はないです。あとは好みで選んでください。

色はオレンジとイエローがありますが、オレンジが全天候で見えやすいのでおすすめです。

「0」に慣れてきて「0シブ」や「00」を使ってみたくなったけど買い足すのがもったいないという方は、ウキの裏側にバランサー(板オモリ)を貼って浮力を調整するという方法でもいいです。

バランサーの貼り方はこちらの記事を参考にしてみてください↓

関連記事【バランサーの使い方】全層釣法でのウキの浮力調整の仕方を紹介するよ。



潮受け


続いて潮受け。

潮受けはナビといったりストッパーといったりしますが、ウキが滑り落ちないように止める役割と潮を受けて仕掛けを送り込んでいく役割があります。

サイズもいくつかありますが、ぼくはそんなにこだわっていなくてMを使っています。



重さはJ5。他にJ3、J4も持っていますが、メインで使っているのはJ5です。

ぼくが使っているキザクラの潮受け(ガンクッション)は軸の部分にオモリが付いているので、軸の入れ替えだけで簡単にオモリを交換できるんですが、正直な話、最初にJ5を付けたら、あとはナビの下(サルカンの1~2cm下)にガン玉を打って沈み方を調整する方が手っ取り早いので、J5だけで十分です。

このガンクッションでもいいですが、仕掛けが引っ掛かって切れたら潮受けもなくなることがあるので、多めに買っておきたい方へはこちらの組み合わせが経済的でおすすめです。





水中では黄色が見えやすいのでガンタッチに付いてくるオレンジのゴム管は使いません。


サルカン


サルカンは12号を使っています。




道糸にウキを通して潮受けを付けて、サルカンに道糸を結んだら、潮受けをサルカンに埋め込んでください。

こんな感じで↓

IMG_9215

サルカンと潮受けの間をあけているとヘンにからまったりするので、潮受けをサルカンに埋め込んでからみにくくします。



ハリス

ハリスは初心者の方なら1.5号で十分です。道糸もハリスもそうですが、引っ張ったくらいではそう簡単に切れません。

思い出してください、根掛かりしたときのことを。

引っ張ってもなかなか切れないじゃないですか。だから魚と綱引きしても全然問題ないんです。

まあ、むやみやたらに引っ張って綱引きしても魚を怒らせるだけなので、シチュエーションによりますが……。

ぼくは今でも基本は1.5号からスタートします。

化け物サイズがいるとわかっているときや朝マズメの時間帯は、何がくるかわからないので1.75号や2号を使ったりもしますが。

長さは場所にもよりますが、基本は2ヒロです。堤防からのの釣りなら2ヒロで問題ありません。

ハリスが長いと手前に寄せてきたときに堤防下に突っ込まれることがあるので、2ヒロくらいがちょうどいいです。

堤防から海面までの高さがあまりないところでは、1.5ヒロでもいいです。

ぼくはテトラポットの上から釣りをするときは、1.5ヒロにしてテトラの中に突っ込まれるのを防いでいます。

場所に合わせて2ヒロか1.5ヒロでやることがほとんどです。

ハリスも最初はお金をかけてシーガ―のいいやつを使っていました。


クレハ(KUREHA) シーガー グランドマックス 60m 単品 1.5号 クリア
クレハ(KUREHA) シーガー グランドマックス 60m 単品 1.5号 クリア


シーガ―は昔から有名なメーカーで品質もいいのですが、ランクが上のものになるとちょいとお高いんですよね。

ハリスは消耗品なので、なるべく安い方がいいじゃないですが。強度もそんなに変わらなかったらね。

で、いま使っているのはこちらです↓



これでまったく問題ありません。問題ないならランニングコストはなるべく抑えたいですよね。

ぼくはこれの1.5、1.75、2号を常備しています。






ハリ


ハリは金龍の「勝負ちぬ SS(ストロングショート)」を愛用しています。



これは軸が太くて短いのが特徴のハリです。基本は2号を使います。

デカイのが釣れるとわかっているところでは3号からスタートすることもあります。

食いが渋いときは1号に落としたりとか。まあ、最初はたくさん持っていてもしょうがないので2号で十分です。

なれてきてから買い足せばいいと思います。






関連記事【全層チヌ】おすすめのチヌ針と号数の使い分けをサクッと紹介。



ガン玉


最後にガン玉です。

ガン玉を制するものは全層釣法を制する」といっても過言ではないくらい、重要なのがガン玉です。

仕掛けが落ちるスピードを調整したり、ツケ餌を安定させたり、流れのある場所で仕掛けをなじみやすくしたりと、ガン玉の打ち方を調整(工夫)することで釣果に差がでます、確実に。

初心者の頃はあれもこれもといっぺんにやろうとしても難しいので、ハリの10~20cm上に打つツケ餌を安定させるための「口ナマリ」と、仕掛けの抜けを調整するためにナビの1~2cm下に打つガン玉の2種類を覚えておけば十分です。

口ナマリ↓

N基本仕掛け


仕掛け抜け調整↓

IMG_9215

仕掛けの抜け調整用は様子をみて小さいサイズのものから付けるのがポイントです。


最初はG5の口ナマリだけを打っておいて様子をみて、仕掛けが底まで届いているかを確認します。

確認の仕方は水深がある程度わかっている釣り場なら、仕掛けを回収するときのリールハンドルの回転数で把握します。

水深がわからない場所では、根掛かりがあるかや、底物の魚や根魚が釣れたりしたとき、仕掛けの入り方がゆっくりになったりしたときなどの変化で底まで仕掛けが入っているかを見極めます。


底まで入っていないと感じたときや、流れがある場所では少しずつガン玉のサイズを大きくして様子をみてください。


ガン玉といっても、打つのは基本的に小さいサイズのものです。

ぼくが愛用しているのは景山産業のラバーコートガン玉ですが、これは「Vカットの溝」があり外しやすいのでおすすめです。ストレスなくサクッと交換できるのがいいですね。

サイズは重い方から「6B,5B,4B,3B,2B,B,1,2,3,4,5,6,7」の13種類ありますが、ぼくがよく使うのは2~5の間です。

1~7はメーカーによってG1~G7と表記してあるものもありますが同じことです。

初心者の方は流れの緩やかな堤防で釣るなら「5(G5)」1種類からはじめてみて、ガン玉を打ったときと打たないときの違いを肌で感じてみるのがいいでしょう。

「5」の重さは0.16gと1gもないですが、「5」を付けるだけでも仕掛けの抜けがかわるので、現場で試してみてその効果を実感してください。

上達してきたらこちらの記事を参考にしてみてください↓

関連記事【全層チヌ】持っておくべきガン玉のサイズと使い分けは?


他のメーカーのものでもいいですが、ひとつ注意してほしいのが絶対にゴム張りのものを使うということです。

景山産業のものはラバーコートという処理で内側にゴムが付いているので、付けてもハリスを痛めません。

これが安いガン玉だとラインを直接はさんでしまうので、その部分がどうしても弱くなってしまい、ハリス切れが起こります。特に大きい魚だと。

ぼくも最初はケチって、安くて量が多いガン玉を使っていましたが、せっかくかけた大きい魚をガン玉を付けた部分からのハリス切れでバラしたことがあり、それからというもの絶対に景山産業のラバーコートを使うようになりました。

こんな経験をしたくなかったら、迷わずラバーコートを使うことですね。

こんな理由でのバラシはマジで悲しいです。


関連記事【全層釣法】ハリスにつけるガン玉(ジンタン)は景山産業のラバーコートがおすすめ。

【ガン玉収納】混ざってもサイズがわかるようにするための工夫を紹介するよ。



まとめ


全層釣法の基本仕掛けとおすすめアイテムを紹介しました。

もう釣りに行きたくて釣りに行きたくてうずうずしているのではないでしょうか。

その気持ちよ~くわかります。ぼくも最初の一匹を釣るまでは、毎週のようにチヌ釣りに出かけていました。

マキエを撒いて、底にためてチヌを寄せて、仕掛けを底まで届けてはわせて待つ。これが基本的な釣り方になりますが、気づいたら釣れていた一匹ではなくて、アタリもちゃんと取れたときの最初の一匹は感動ものです。

その感覚を忘れずに何度も釣りに行って釣果を上げれば、確実に腕は上がっていきます。

上達するし、引き出しは増えていき、それがまた次の釣果に結びつきます。

ぼくもまだまだ修行中の身です。たぶん、一生修行中で人生が終わると思います。

それくらいチヌ釣りは奥が深いし、ゴールがありません。

お互いにこれからも腕を磨いていきましょう。

それでは良いチヌ釣りライフを!