みなさん、おはようございます。こだまんです。

思い出の絵本といったら、みなさん何を思い浮かべるでしょうか。

ぼくは「絵本といったら?」と聞かれると反射的に答えてしまうほどに1冊の絵本が記憶に残っています。

タイトルにもある『からすのパンやさん』です。







小さいころ、寝る前によく母に読んでもらった記憶があります。

何度も読んでもらうくらいに『からすのパンやさん』好きだったのか、それともうちが貧乏でこの絵本しかなかったのかは定かではありません.....。

「いずみがもりはからすのまちでした。」から始まるこの絵本。

内容をザックリ言うと、

カラスのパン屋の夫婦に子どもが生まれて、お父さん、お母さんが仕事の合間に子育てしながらなんとかお店を切り盛りしていたけど、

掃除が行き届かなくなり業績が悪化したので、家族みんなでアイデアを出し合っていろんな種類のパンを開発して、

大行列ができるほどの繁盛店になるという「プロジェクトX」的な「ガイアの夜明け」的なビジネスライクな内容だったと思います。

そんなわけあるかい!

本当は1973年に出版されて、今もなお子供たちに読まれているロングセラーのいい絵本です。

ストーリーはホントに上記のような感じなんですけど、30年以上経った今、要約するとあーなっちゃいました。

家族みんなで考えて作ったパンが見開き2ページにわたって紹介されるシーンがあって、たくさんの種類のパンの名前をいちいち全部読み上げながら、ときには「これ何パンでしょう?」というクイズを小さな子どもに出したりして、親子のスキンシップを図れる楽しい絵本です。

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なんとこの『からすのパンやさん』の絵本が実家に残っていて、我が家に子どもが生まれたときに、懐かしくて、子どもに読み聞かせしてあげようと思ってもらってきました。

30年以上前の絵本が残っているなんてびっくりしました。いったいどこに保管してあったのか.....。

その絵本がこちらです↓

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ぼろぼろで年季が入っています。

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定価も780円と安い!

今買うと定価1,000円です。時代の流れを感じさせます。物価は上昇しているんですね。





この絵本にまつわるおもしろエピソード

2人目の子どもが生まれて3歳くらいになった頃の話です。

友人が家に遊びにきました。

日頃から会う度によくかわいがってくれていて、その日も遊んでくれました。

そして、子どもに絵本の読み聞かせまでしてくれたんです。

もちろん、絵本は『からすのパンやさん』。

ほかにも絵本はありましたが、友人はなぜかその本をチョイスしました。

そしてベッドで読み聞かせがスタート。

ぼくもいっしょにベッドにいました。

子どもの頃、母に読み聞かせしてもらっていたときの記憶がよみがえります。

気づいたら息子ではなく、ぼくがうとうとしていて寝ていました。

気持ちよく寝ているとすかさず「何でお前が寝てるんだよ!」と友人からツッコミが入りました。

厳しいなあ。ほんとは嬉しいくせに。


大人まで寝ちゃうくらいに良い絵本だということがおわかりいただけたでしょうか。

ちなみに、小学3年生になった息子に『からすのパンやさん』のことを聞いてみたら、「あの本読んだらパンが食べたくなる」と言ってました。

読み聞かせにおひとつどうぞ。




今は「パンや」以外にも、いろいろ出ているみたいですね。成長した子どもたちが独立して起業する物語でしょうか?