日時:2021年7月22日(木)

場所:久玉の養殖筏前(天草市久玉町)

久玉の養殖筏前
google mapより



水深:9.5m(30m先の最深部)※手前に向けて駆け上がりになっている。手前は浅いが15mくらい先から急に落ち込んでいる。

水温:23.8℃

潮回り:中潮(満潮5:59 干潮12:40)

狙い:チヌ(黒鯛/クロダイ)

仕掛け:全層釣法(全遊動)

こだまんの基本仕掛け↓

こだまんの基本仕掛け



※潮流や水深、風の強さによってウキを『00』や『000』に変えたり口ナマリを重くしたり、潮受けの下にガン玉を打ったりしています。ハリスの中間にガン玉を足すこともあります。

今回は道糸2号、ハリス1.75号2ヒロ、ウキは釣研『剛黒』、ガン玉は口ナマリG3からスタート。


これの赤です↓






初めて使いましたが自重が22.6gあり楽に大遠投ができる優れものです。好きになりました。



撒き餌:チヌパワームギスペシャル、チヌパワー激濁り、MP、オキアミ1角


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釣行時間 5:30~12:00(約6.5時間)


まとめ

みなさん、おはようございます。『黒鯛釣師』のこだまんです。

今回の釣行動画は、ぼくのYouTubeチャンネル、『KURODAI MAFIA/クロダイマフィア』にアップしましたので見ていただけるとうれしいです(^^)






さて。

今回は釣り仲間のパーシー(独身貴族の下手の横好きチャンネル)と久しぶりの遠征で久玉の養殖筏前に。パーシーからの『神接待』要求により去年(2020年)の秋にチヌが爆釣(9枚&2バラシ)したここを選択しました。パーシーからの圧力がハンパないのでw

場所を取られないように自宅出発は1時30分。睡眠時間90分でパーシー様をお迎えに上がりました。4時に現場に到着し、まずはマキエの準備から。ここは大遠投しないとポイントに届かないのでマキエの粘りとまとまりを良くするため『MP』を入れました。大遠投には欠かせない最強の集魚材です。

ここは足元が浅く釣行時間が限られるため満潮前後の4時間が勝負となります。浅くなるとスカリが座礁してしまうので5時ー9時を狙っていましたが、思いのほか夜が明けるのが遅く5時半開始となりました。



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水深は30m程先で10m程度。初っ端から力の限り大遠投します。流れは中潮だけどほとんど無し。海面に浮いているゴミも動いている様子はありません。

1投目だったか忘れましたが、最初の方で釣れたのが潮が悪いときに釣れるというこの魚でした。

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イトフエフキです。しかし、前回もこの魚が釣れてから爆釣したので今回も同じような感じになるかと少し期待しましたが、次のアタリがあるまで1時間程経ってしまいました。

その間、パーシーはチヌやヘダイをヒットさせて大物もバラシてモーニング大フィーバー状態です。『神接待』は大成功なのですがアテンドしているぼくの方へはアタリがなく段々と焦ってきました。


約1時間後、木っ端グロがヒット。

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本命のチヌではなくがっかりしましたが、10分後に本日1匹目のチヌがやっときました。

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チヌが釣れてホッと一安心。でもパーシーは既にチヌ2枚にヘダイ1枚の釣果です。今日はオリンピックならぬチヌリンピック。早く追いつかねばなりません。

連続ヒットを期待しましたが、そう簡単には釣れてくれないおチヌ様。手前まで仕掛けが流れていたのかベラがヒットしました。


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しっかりとツケエを飲み込んでいます。

そして15分後。ラインがスッーっと走りました。


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2枚目のチヌ、ゲットです。型は40cmあるかないかのサイズでした。ここから更に追加したいところ。すると10分後、またラインが走りました。

竿を120°くらい立てて魚を胴に乗せて浮かせにかかります。初めてこの角度まで竿を曲げてやり取りを試しましたが、胴に乗せると簡単に浮きますね。10年目にして気づきました(笑) それまでプロは格好つけているだけだと思っていたのでw なんでも試してみないといけませんね。

横に走られてよく引くなあと思ったら上がってきたのはチヌではなく...。


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ヘダイでした。夏はよく釣れるイメージがあります。


これでチヌ2枚にヘダイ1枚となりやっとパーシーに追いつきました。段々と調子が出てきたようです。魚の活性も上がってきたのでしょう。

そして30分後、穂先に出るアタリを捉えてフッキングをぶちかましました。引きを楽しみながら3枚目のチヌをゲット。


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これから15分後。さっきとは違う穂先をギューッと持っていくアタリが!即アワセを入れて胴に乗せて浮かせにかかりました。重量感は今日一っぽいチヌ。ところが手間に寄せてきたときにガクっと落ち込んだ先の壁あたりに貼りつかれてしまいました。

しばらくラインを緩め動き出すのを待って引っ張ると、すぐにラインブレイクしてしまいました。なんてこったい、今日一のチヌが...。


気を取り直して釣り再開。ところがさっきのバラシで魚が散ってしまったのか、しばらくアタリが遠のきました。そして1時間後、また竿を引っ手繰るアタリが!!さっきのよりも強い引き。ドラグが勢いよく出ていきます。少しドラグを締め直して竿で突っ込みを阻止しようとしますが、締めるのが甘くまた突っ込まれてハリスが切れました。何してるんだよオレ...。

何度も突っ込まれたのでチヌではないと思いますが、ヘダイかな?マダイかな?ヘダイっぽい感じもするな。せめて顔ぐらい見せておくれよ...。ドラグの調整しっかりしとけよ...。

これで2連続のバラシです。このままでは帰れません。しかし、もう潮が大分引いてきていて釣りができるのもあとわずか。

ここから何とか2枚を追加しました。

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これで合計5枚をゲット。足元の潮はスカリを浮かべる高さもないため左側の少しでも潮がある方へと移動していましたが、そこももう危ない感じ。でもバッカンにはまだマキエが残っています。

そこで左側の地磯へと場所を移すことにしました。移動するのが大変で2往復しましたが気合いで釣り場をチェンジ。目の前にはさっきまでの場所よりも近くに養殖筏が並んでいます。

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移動で体力を消耗し汗もかいたので水分補給をして再スタート。しかし、釣れるのは...。

こんなのや↓

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こんなのや↓

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こんなのばかり↓

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こちら側も流れがあまりなく手前まで来ると根掛かりかベラ。3投目くらいにいいアタリがありましたが、右側に突っ込まれて道糸からラインブレイクしました。チヌ竿で思いっきり引っ張りましたが、全く歯が立たず一直線に走られて終了しました。

その後は釣れてもベラや木っ端グロでチヌのアタリもなく12時まで粘って試合終了となりました。

終わってみればチヌ5枚、ヘダイ1枚の好釣果でしたが、バラシ3回、ウキロスト3回となかなか痛い結果でもありました。うち2つのウキは下ろし立ての『剛黒00』と『KING00』だったので残念です。パラシュートだと浮いてきたウキしか回収できないので、もっと確実に回収できるアイテムを開発してみようと思います。いつになるかわかりませんが。

場所移動してからはちゃんとした魚が釣れていないので、最初の4時間で帰っていても釣果に差はなかったわけですが、地磯がぼくを呼んでいたので仕方ありません。MPのように粘り強い漢ですから。


それではよい釣りライフを!



釣果:チヌ、42cmを頭に5匹。ヘダイ1匹。木っ端グロ2匹(最後にリリース)。イトフエフキ。


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エサ取り:
なし。